23歳で初めて『リノベーション』体験

どんな物件を選んだ? どんなリノベーション?

私自身の初リノベーションは、今から8年前。入社1年目、23歳のときです。

築30年・3DK・60㎡のいわゆる団地で、価格も手頃なとても古い物件を自分で購入して行いました。

リノベーション前の間取りは、60㎡の空間が6畳の部屋で4つに区切られた(畳の居間、台所、畳の和室、畳の寝室)、30年前当時に主流とされていた、現代ではとても窮屈に感じられる閉塞的な間取りでした。

特に、隣り合う「台所」と「居間」を分断している壁なんかは、現代の新築住宅の間取りでは、ほとんど見かけることはありません。

そのような不要な壁を取っぱらい、更にリビング空間を広げるため、廊下と台所を仕切る壁も取っ払いました。無駄な空間をなくすことで、キッチンとリビングが一つの大きな空間に収まり、ストレスなく広くゆったりと住める「2LDK」 にリノベーションしました。

更に、瞬間湯沸かし器のついたキッチンは給湯器式に変更し、サイズやキッチン自体の配置も変更。そして床下を通る古くなった配管は全て新品に交換し、お風呂やトイレも団地特有のコンクリートとタイルが剥き出しとなった在来施工ではなく、お掃除しやすく汚れの落ちやすいユニットバスへと変更しました。

和室はベッドの置ける洋室へと変更し、ふすまもドアに交換。

購入時は、30年前にタイムスリップしたかのように古くボロボロだった団地の一室は、施工期間約1ヶ月で、それまでとは全く別空間の、私にとって住み心地の良い住居へと生まれ変わりました。

そもそも『リノベーション』とは

実は2008年当時というのは、まだ『リノベーション』という言葉が主流ではなく、その言葉の意味も知らない私は「大規模なリフォーム」という感覚でした。

しかし後に、リフォームは〝 単なる修復工事 ″ つまり「回復」を意味し、リノベーションは性能を向上させ〝 価値そのものを変えてしまう工事 ″ であることを知りました。

自分にとって、あれが初めてのリノベーション体験であったと自覚することになります。

このようにリノベーションとは、古く時代遅れになった物件に、新たな価値を吹き込み蘇らせることを言います。

『中古のリノベーション』をマイホームの選択肢にするメリットって何だろう?

これからマイホームを購入するあなたにとって、中古リノベーションを選択肢にするメリットは、ずばり「より安く、広い家に住める」という点に尽きると思います。

住宅の価値は「坪あたり単価」で比較されます。つまり家の広さが同じでも、その物件の価値によって価格が大きく変わるのです。

そしてその価値は、主に「立地」と「築年数」この2点で決まります。だから同じ立地なら、新築に比べて築年数が経過している中古物件の方が「坪あたり単価」が低いのです。

つまり同じ予算でも、築年数の経過している中古物件の方が〝より広く住む″ ことができるということです。

先ほども述べたように、当時の私はリノベーションについてあまり詳しくありませんでした。しかし他の選択肢には目もくれず、自然と中古リノベーション1択でした。

やはり「安く、広く住める」という点に尽きます。

それを知りながら、実践せずにはいられなかったという感覚でした。

もし自分がもっとお金に困らないような立場なら、新築物件を選んでいたかもしれません。

入社1年目でマイホームを買う決断

22歳で大学卒業と同時に石川県から上京した私は、首都圏の家賃相場が分からず、当時の営業マンに言われるがままに選んだ「 5.5畳 」のワンルームに住むことになりました。

その部屋はシングルベッドとテレビを置けば、身長180センチを超える大柄な私の図体では、ほとんど身動きが取れず、とても窮屈で檻のなかに閉じ込められたようにストレスを感じる場所でした。

また、一階だったので雑草が生い茂り、腰まで伸びた草むらに害虫が繁殖し、洗濯物も安心して干せませんでした。

何が辛いって、やっぱり帰る家がそんな状態では、日々の仕事の疲れなんてほとんど取れませんでした。

これで家賃8万円か…今、思えばボッタクリのように高く、家賃以外に贅沢なんてほとんど出来ませんでした。初任給は手取り10万円台ですから、給料の半分を家賃につぎ込んでいる状態です。

しかしそんな状況でなければ、23の若僧が「もう、マイホーム買っちゃおう」なんて、気の迷いを起こすこともなかったと思います。

あとになって言えることだけど、あの窮屈な部屋での生活があったからこそ、こうして皆さんにお話できるような経験が積めたのかなと、今では比較的ポジティブに捉えています。

そうして、日々溜まり続けたコップのストレスが溢れ出し、狭いアパートに入居して1年が過ぎた頃、引っ越しを決意します。

そして、リノベーションを行いました。広さはそれまでの3倍。キッチン・風呂・トイレ等の設備もすべて新品。更に景色も開けた高層階で夜景が美しく、毎晩テーマパークの花火を見ることができました。

そんなお部屋に「 8万円 / 月」 以下で住めるようになったのですから、満足しないわけありません。

これが私が最初に実感した「中古物件をリノベーション」することの素晴らしさです。

自身2度目のリノベーション

しかし入居から3年が経つ頃には、その部屋も手放すことになります。

その3年のあいだ、今度は仕事として複数のリノベーション案件を手掛けたことによって、それまで以上の知識と経験が増えました。

それに伴って、私自信のリノベーションに対する価値観も大きく変化しました。

そして自宅の売却資金を元手に、また新たな自宅のリノベーションを行うことになります。それが現在の自宅です。

そんな私が今、リノベーションについて改めて言えることは、単に内装を綺麗にしたり、間取り変更して現代風に作り変えることだけがリノベーションではないということ。

例えば今、ガソリン車よりもハイブリッドのプリウスやアクア、電気自動車のように、低燃費で高性能、環境負荷の低い自動車が選ばれてますよね?

それらの自動車は持ち主の手を離れても、中古市場で高値で取引されます。それだけ価値が落ちにくいということです。本当の意味で世の中に必要とされている証拠です。

同じように、世の中に必要とされ続けるリノベーションが存在すると気付きました。

マイホームは資産です。将来の資産価値を高めるリノベーションを行っておくことが重要です。そうすれば、住み続ける安心感が全く違ってきます。

資産価値を高め続けるためのリノベーション。

そこで重要なたった2つの価値観。それは

「低燃費」と「自然素材」です。

光熱費が安い家、カビの生えない家

と、言い換えてもいいでしょう。

なぜ、これらが重要か?

この2つの価値観を実際に体現した、私自身2度目のリノベーションについて、次回お話しさせて頂こうと思います。

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